LUA、ポルトガル語の月。
満ちたり、欠けたり。
新月から満月そしてまた新月へ、無限のサイクル、29.53日。
生活密着型の旧暦・太陰暦からインスピレーションを受けて
月のリズムをTシャツにしました。
重ね着すれば365日着られるhinolismoの半袖。
旧暦、太陰暦。月の満ち欠けを見て暦を読む、
なんだか漠然としていて、
神秘的なイメージが先に立っていたのですが
ふとしたきっかけで新月伐採という言葉を知りました。
秋から冬の下弦の月から新月の一週間ほどに伐採した建築木材は
燃えにくい・カビにくい・腐らず・反らず・虫食わずとして、
貴重な建造物などにも使われる特別な木材だそうです。
樹木の生育と月の関わりを大きく4つのサイクルに分けると、
新月から上弦の月(一番めの半月)では、
樹液が根や幹から上に向かっていく期間。
上弦から満月の頃は、枝や葉を生い茂らせ、
花が咲き果実もこの頃から。
満月から下弦の月(二番めの半月)の頃、
樹液がふたたび幹から下へ向かう。
そして下弦から新月へかけて樹液が根に戻っていくことで、
木材となる部分の水分・養分が少なくなるからだそうです。
この月の引力がもたらすサイクルは、生物にも影響があって
例えば、月のサイクルから植物につく虫の成長を読み
農作物の肥料・害虫駆除に利用して
植物にも周りの環境にもなるべく負担をかけず
ちょうど美味しくなる頃に収穫する農法もあるそうです。
手間と時間はかかりますが
地球の営みの中の生物一種として
恵みを受けるやり方があるんだと思ったのでした。
そして、月の引力が引き起こす潮の満ち引き。
新月と満月は大潮になり、その間は中潮になり上弦・下弦の頃は小潮です。
漁業だけでなく海での営みに関わる人たちにとって
潮汐のデータは想像以上に重要なのでしょう。
月に関わる言い伝えがたくさんあることからも
ほぼ水でできている人間も無縁ではないと思います。
神秘的なおとぎ話ではなく
地球と宇宙との深い深い関わりがあってこうして生きてるんだなと
密かに感動したことをTシャツにしてみました
月を見上げると、意識するより先に、
細胞の水が月に反応するような気がします。
月の形に合わせて、円を地球の海に見立てた内側に
新月と満月の時の大潮をイメージした大きな渦
その間の中潮と、上弦と下弦の小潮を表しました。
外側には、種・芽・枝・葉・花・実・幹・根
また再び新しい種への途切れないサイクルをイメージ。
収穫したら終わりではなく、次のサイクルのために
幹や根を自ら休ませ整えながら育んでいく。
そこに、水でできた生命の一種で、複雑な心を持つ「ヒト」も
点ではなく、新しい芽を出し、伸びては次の芽に向かって蓄えるという
サイクルを重ねていくのかもという想像も含めながら。
ところで、旧暦に沿う習慣は、日本だけでなく
ブラジルにも月相が載っているカレンダーがあるそうで
生活に密着した習慣や言い伝えもいろいろあるらしい。
ということで
月が満ちていく間を表す「crescente」欠けていく間を表す
「minguante」と入れてみました。
重ね着で見える部分も気になるもの。
月の満ち欠けの周期は、平均29.53日、無限のサイクルを29の月齢で。
「mititariミチタリ」「kaketariカケタリ」
半袖初のライラックにプリント色はアイサビを基本カラーにしました。
夜だけでなく昼も見える月の幻想的なイメージです。
ピンクでも紫でもない、魅惑の淡い生地に
風合いが浮かび上がる程よいアタリ。
100%USAコットンマークつき、縫製後、製品染めのこだわり
Good On ピグメント染め、魅惑の基本カラーhinolismoライラックですが、
ライラック完売のためぜひぜひ迷えるTシャツ各色でご検討ください。
他の生地色と刷り色でカスタマイズする
「迷える半袖」
hinolismoのロゴを内側サイド下に表にひびきにくい色でプリントします。
洗濯・プリントについては こちら。
◎半袖(クルーネックタイプ)
半袖 各サイズ着用画像
半袖S・Mサイズ着用比較(身長154cm/体重43kg/女性、寸胴体型)
長年Sサイズ愛用の本人(店長)による感想
S:程よい余裕で夏は素肌に快適、春秋冬もインナーに重ねて通年同じサイズで愛用しています。
ちなみにピタT、チビTは苦手です。
M:1.5~2サイズアップの印象です。ゆったり大きめに着たり、冬、セーターやパーカーをインしたい時に良さそう。
さて、ベースとなるTシャツのことをもう少し。
Tシャツは、綿の実力を持ち、素肌に気持ちよく、長持ちする生地に刷りたい。
それがhinolismoの赤羽が長年毎日着てこそお客さんにも着てほしいと選んだ
Good Onグッドオン半袖クルーTシャツです。
メーカーさんのモットー「無地のTシャツで個性を語る」が生み出した揺るぎない品質。
肥沃な大地・太陽・ピュアな雪解け水で育った
高品質コットン100%(上質アメリカ綿50%以上が条件)の証
【コットンUSAマーク】の中でも100%上質USAコットン、
更にミシン糸までコットン100%という
究極のコットンTシャツなのです。
その綿を生かす
手間を惜しまない丁寧な作りが生む、大量生産にない縫製の技。
・日本人の体型バランスで考えられた、襟ぐりの深さ・着丈・袖丈。
・脇に縫い目がない丸胴編みのよじれない快適さ。
・着心地を良くしつつ、伸びや型くずれを防ぐ丈夫な縫製。
このTシャツを染め上げるのは、日本国内、希少となった染色技術。
・粒子の大きい顔料で生地の表面を染め、
摩擦により表面や縫い目に出るジーンズの「アタリ」のように
独特のカスレ感を出す加工も大量生産にはできない個性。
・着るほどに洗うほどに、表情を残しながら変化していく色合い。
着る人の体になじんでいくのは、絶妙な厚み(5.5オンス)と天竺編みのなせる技。
その良さを最も実感できるのが、蒸し暑い日本の夏。
汗をかいても、空気感があり、ペタっとしない・首まわりも暑苦しくない。
気がつけば、袖を通す回数が増えている。
春、秋、冬の重ね着にもちょうど良い、まさに365日対応の作り。
生地色ごとの変化は、魅惑の色落ちを参考に。
丈夫でへこたれず、しかも空気感のある快適な着心地がずっと続く。
むしろ秀逸のコストパフォーマンスです。
お客さまのレビューでも実証済み。
天然の綿花が原料であること、縫製後の染色から洗い、乾燥処理の工程で
生まれる、風合い、個体差、カスレ方など、一枚ごとの表情も
お楽しみいただいています。
月日を経るほど、着る人に愛着と風合いを感じていただける
このTシャツを表現する素材に
着るからには前も背中も絵がほしい、表裏で一枚の主張を貫きます。
プリントには、月日を経てこそのTシャツにふさわしい
シルクスクリーンという耐久性の高い方法を選択、
1枚1枚手刷りする、hinolismoだけのTシャツをお届けします。